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12月都々逸作品

(おりこみ課題:かどまつ)






1 確実取るか 度胸でいくか まわる氷上 つい見とれ 何木偶坊
2 かしこまらずに どれでも選び 混ぜたくじ引き ツキを呼ぶ 何木偶坊
3 覚悟を決めて どこまでいくか まだ見ぬ世界 つかむ明日 幸屋
4 家族がそろう 土曜の夜は まだ食べれると つつく鍋 幸屋
5 鏡餅見て どうして浮かぶ 丸い二段が 妻に見え 桃栗
6 母さん今年 怒鳴らぬ覚悟 丸い笑顔に ツノ隠す 桃栗
7 空っ風ふく 土手で凧揚げ 回るやっこの 綱を引く 花央
8 カサカサリップの ドレスアップは まずは薬用 ツヤ出しね 花央
9 絡まる思いを どんと払って まっすぐ響く 撞いた鐘 純子
10 神様参り どうぞ今年は 迷わず手あわす つかむ恋 純子
11 かーちゃん夜なべ 土鍋つついて 前にも増して 募る肉 鈍八
12 華麗でダンディー 昔の夫 今じゃ加齢で 臭いだけ  鈍八
13

かわす目と目は 鈍行列車 まわりくどくも つきぬ味

粕一坊
14

かまえず楽に どっしり生きる ままならぬ世も つるむ仲

粕一坊









11月都々逸作品

(おりこみ課題:あまざけ)






1 後何日と 待った賞与も 残高マイナス 消しただけ 桃栗
2 昔聞いてた 歌が流れて 青春の夢 蘇る 桃栗
3 愛してずっと ままならぬ日も 財は絆の 穢れなさ 純子
4 あの日に帰る ままごと囲んだ ざくざく葉っぱの 今朝の椀 純子
5 あの娘恋しと 待てども来ない 残念!またかと 蹴る小石 花央
6 赤いパンプス 履いてお出かけ 雑踏颯爽 蹴りラララ 花央
7 挨拶まわり 真心こめて ざわめく師走 今朝も行く 何木偶坊
8 慌てふためき まわる先々 雑踏の中を けしかける 何木偶坊
9 朝から驚く ママに寝顔に 残念がるパパ 今朝も泣く 鈍八
10 税調会長 辞任は当然 贅肉快調 嫁叫ぶ 鈍八
11 明日の一家を 任される身で 雑魚を相手に 喧嘩せぬ 穀楽
12 ケチな根性の 財テクよりも 貧しかろうと 明日の夢 穀楽
13 赤く染まった まんまるほっぺ ザクザク雪かき けなげな子 幸屋
14 熱い甘酒 枕の脇の 座卓に置かれて 今朝元気 幸屋
15 あなたタバコが まだやめられないの? 残念そうに けむはらう ぽんすけ
16 明日は正月 待ちきれないと ざこ寝息子に 毛皮かけ ぽんすけ
17 キラ星になる 身のかぎりつくし 夜空の華を 出前する 粕一坊
18 明日があるさ 真顔の希望 ざるそば三枚 けろり顔 粕一坊







10月都々逸作品

(おりこみ課題:あきなす)






挨拶もする 気立ての良い子 なぜにすぐ死ぬ すぐキレる 桃栗
風邪をひいても すぐ治らない やっぱり年かと 肩落とす 桃栗
歩きまわるは 木々のぬくもり 流れる風も 涼やかに 何木偶坊
今日はだめだと イクラ言っても 民衆のためと すぐ動く 何木偶坊
雨降りかたまる 絆の強さ 為せる想いの 健やかさ 花央
味乗せ香る 黄色いお芋 鳴るよ高らかに 空きっ腹 花央
足音を猫 聞きつけドアで 鳴いて体を 摺り寄せる 穀楽
かかあ喋って 大地に根づき おとう気取って けつまづく 穀楽
甘い誘惑 ケーキ頬張り 何故に太ると 凄む嫁
紅葉狩り行く 嫁御一行 色好き始め おやじ狩り 鈍八
雨風吹雪 霧に雷 中日冷え込み すすむ酒 粕一坊
帽子のきみに 口づけすれば のどかな海は おおはしゃぎ 粕一坊







9月都々逸作品

(おりこみ課題:たまいれ)






体重増えた ママエアロビへ いやに小さい レオタード 桃栗
良い縁選ぶ この分かれ道 仕合わせ繋ぐ 今一瞬 桃栗
ただ投げてては まず入らない 今鉢巻で 練習中 穀楽
恋と見せずに 恋と知られぬ 恋の切なさ 恋の華 穀楽
体育祭むけ まさかのリレー いまから朝晩 練習す 折日根
体育祭では 町中総出 いつしか芽生える 連帯感 折日根
高鳴るミュジック ママさんチーム 入れ込む笑顔で 連投す 純子
大切な人 また届いたね いつものこの味 礼送る 純子
タンス預金を まめに蓄え いつも取られて 零になる 何木偶坊
大局眺め 学び教える いろんなことを 歴史から 何木偶坊
タイツを脱いだ ママの太もも いつも見事な ナレース模様 鈍八
大玉転がし 張り切る嫁御 息子下向き どすこいと 鈍八
タンスに並ぶ まだ着れぬ服 いつも開けては 礼をする 玉子
短気でてくりゃ 迷いも総出 いつものパターン 廉価版 粕一坊
赤の他人が いつの間にやら 指の先まで わかり合う 粕一坊







8月都々逸作品

(おりこみ課題:せみしぐれ)





世間広くて 見知らぬ同士 偶然出会い 恋慕する 穀楽
カラコロ心地 良かった声も 今じゃ体に 突き刺さる 穀楽
背伸びをしたい 道草したい 斜に構えては グレたまね 桃栗
子育て終わり 向き合う夫婦 ネコを間に 会話する 桃栗
線香花火 みている間 シグナル鳴らす 恋恋歌 折日根
せっかくだからと 実皮一緒に 搾るジュースは  グレープね 折日根
精一杯の みんみんの声 仕草が浮かぶ 礼尽くす 純子
背中が語る 見事な人生 仕合せな色 ぐれた色 純子
晴天すくなく プールも閉鎖 遊ぶことより 勉強か 何木偶坊
選手熱投 見所多し 仕草さわやか 礼儀よし  何木偶坊
セレブ夢見て 見つけた夫 暫し暮らして ぐれる嫁 鈍八
月に供えた 団子をつまむ 嫁御の姿 満月化 鈍八
赤い夕日に せつなく燃える 手にもつうちわ もれる笑み 粕一坊
切ない日には 見栄も遠のく しみじみ聴き入る グレン・ミラー 粕一坊







7月都々逸作品

(おりこみ課題:なつまつり)




夏痩せしたと ママ気を良くし ついた脂肪は リバウンド 桃栗
後数年で 定年控え 亭主改造 励む妻 桃栗
流れ星見ゆ 月明かりの夜 待てども楽し 釣り仲間 何木偶坊
交通規制 土日に多い 地域ぐるみの お祭りで 何木偶坊
夏夜にそろえた 孫の浴衣に つるした風鈴 リンとなる 純子
鳴る笛太鼓 続くせいやに 待つ身しまって 凛としむ 純子
「何もないわよ」 妻との喧嘩 作らぬおかずが リベンジか 折日根
何も頭を つまらぬことに 費やさないで リラックス 穀楽
亀田のあられ おせんべいとは ちょっと言えねぇ 面構え 穀楽
並んだ二人 つたない会話 待つことを知る 律義者 玉子
梅雨あがって 自転車けって 施錠プールに あぶらぜみ 玉子
流しソウメン 詰まらせ喉に 妻はそれでも 凛と食う 鈍八
ソーメン食えば ソーメン太り 嫁見て夫は アーメンと 鈍八
なまめくゆかた ついてく目線 まゆと目すぐに つりあがる 粕一坊
船の汽笛に 立ち止まる闇 理をこえ恋は 指づたい 粕一坊







6月都々逸作品

(おりこみ課題:つゆあけ)


つきあい酒さ 許しておくれ あきれる妻を けむにまく ぽんすけ
ついえた願い 夢は4年後 あの10分が 消せたなら ぽんすけ
ついてないよと 夕暮れの道 明日はいい日と 蹴る小石 桃栗
エレベーター乗り 気になるメーカー やっぱり恐い シンドラー 桃栗
積み重ねたは 夢追う勝利 飽かずボールを 蹴り飛ばす 何木偶坊
夜更け過ぎから 白熱観戦 払ってよかった 受信料 何木偶坊
つれぬ素振りと 揺れても乙女 会えば笑顔で 卦もいらぬ 折日根
つかめその手に 夢ではないと 明けて覚悟の 今朝の夢 折日根
遂に窮すに 湯を注ぎゃ猫が 雨音に膝 蹴って窓 穀楽
暮れる校庭 息を合わせて 広さものする 猫二匹 穀楽
続く雨降り 夕べに起きて 明日も雨かと 毛づくろい 安安子
妻に無視され 揺すられ干され 挙句の果てに 蹴飛ばされ 鈍八
作り笑顔で 会社で過ごし 嫁の素顔は 顔凄し 鈍八
つらいときにも 夢のせ語りゃ 明るい笑顔 けたちがい 粕一坊
悲願は遠い のぼる坂道 戸惑いつつも 希望道 粕一坊






5月都々逸作品

(おりこみ課題:わかさぎ)


私じゃないよ 母さん似だぞ 算数の点 議論する ぽん助
笑いひきつる 彼氏の話題 先に寝る父 ぎこちない ぽん助
渡る世間に かかわり持てば 避けて通れぬ 義理もある 桃栗
妻がランチに 行った日いつも カロリー控えた 晩御飯 桃栗
和気藹々と 重ねる杯に 酒の美味さが ギュンと増す 幸屋
わずかな望みに かける意気込み 更なる飛躍 疑懼無縁 幸屋
技が欲しけりゃ 身体で磨け 探る眼差しに 技量見る 折日根
忘れないさと かわせぬ未練 去るが門出の 義理人情 折日根
わずかに香る 可憐な緑 咲き競う紅 銀のつゆ 純子
分け合う菓子に かわいく踊る ささやく二人 銀の鯉 純子
私キレイと 鏡見る嫁 されど素顔に ギブアップ 鈍八
私バカ嫁〜 おバカさん嫁〜 夫が熱唱 妻発狂 鈍八
するりすり寄り 手でものをいう 千々のこころが 野暮をみる  粕一坊

笑い止らぬ 稼ぎはファンド さらす素顔は 義偽と欲

粕一坊







4月都々逸作品

(おりこみ課題:さくらもち)


歳月重ね 暮らしてみれば 物足りなさも 丁度いい 桃栗
いつのまにやら 野太い腕も 猫の枕にゃ 丁度いい 桃栗
サクサク動けば 楽も近づく もったいないよ 遅疑逡巡 幸屋
咲かす人生 暗さを越えて 持てる時間に 力込め 幸屋
魚を釣って 暮らしてみたい もう定年の 地図を描く ぽんすけ
ささいなケンカ 口きかぬ妻 ラーメン食べて 持ち直す ぽんすけ
さすがに夫も クラッと来たぜ 萌えてる嫁御に 近づけぬ 鈍八
連休返上 夫は仕事 連休延長 嫁小言 鈍八
咲いたねワクワク 蔵の桜に もたれて寄せる 小さな手 純子
散々泣いて クラクラしながら もたれてしゃくる 小さき娘 純子
騒ぐ疑念に 暗く落込み 漏らすため息 縮ます身 穀楽
ちっとも聞いて もらえず相手 来る野良猫に させる妻 穀楽
五月晴れなし 暗がりの空 もう梅雨入りか 致命的 何木偶坊
策を練っても 埒が明かない もたもた攻撃 致命傷 何木偶坊
いまもまぶたに 変わらぬ愛が いまいましくも かけめぐる 粕一坊
さらり流し目 くらり目は点 もだえ釘づけ 血はたぎる 粕一坊







3月都々逸作品

(おりこみ課題:おはなみ)


おべんと持って 花より団子 仲間が集りゃ みな楽し 桃栗
おもいで胸に 春別れゆく 涙かわかす 南風 桃栗
御伽噺と 鼻で笑えど なぜか光って 見える本 穀楽
みんなお終い なのにそこから 始まる人生 乙なもの 穀楽
想い一途に 花も嵐も 涙も超えて 実る愛 折日根
大きな声で 初めての朝 和めと願い 見送る目 折日根
オレは都民と母連れ出すも 慣れぬ都会で道を聞き ポン助
お別れだよと 離す孫の手 涙のあとを 見せぬ父  ポン助
お鍋を囲んで 箸をのばして 何でも話せる みな仲間 幸屋
大きく息を 吐いて見上げる 和む桜に 見蕩れる日 幸屋
お庭のあれこれ 初めも今も 眺め支えて 見事咲く  純子
音頭手拍子 恥じらいどこへ 何度でもいい みんないい             純子
鬼殺し飲み はにかむ嫁御 なぜか夫は 身を隠す 鈍八
酔うて乱れて 花見の席で 嫁御脱いだら 皆嘔吐 鈍八
大風吹いて 走らぬ電車 何でこの時期 見舞われる 何木偶坊
大風吹いて 早くも散るか 名残惜しくも 見る桜 何木偶坊

おらの自慢の 裸踊りに なごみ酒飲み みな笑う   

粕一坊

お忍び花見 はめをはずさず なりをひそめて 見ては酒  

粕一坊






2月都々逸作品

(おりこみ課題:かれくさ)


活気にあふれた レースを観戦 悔し涙も さわやかさ 何木偶坊
寒気吹き荒れ 零度以下でも 来る春待ちて ささやく音 何木偶坊
かたい表情、冷淡な口、来る人拒む淋しがり 桃栗
金が無いです、冷蔵庫開け、工夫こらして三四日 桃栗
稼ぐが勝ちの 錬金術も 崩れ暴かれ 醒める熱 穀楽
酒場の暖簾 くぐり出る外 レインコートで 肩包む 穀楽
家計の赤字 レクチャーされて 苦労の妻に 逆らえず ぽん助
過去の栄華は 歴史のかなた クッキー返す 先がない ぽん助
看板娘に 連日通い 食わぬだんごを さて見やる 幸屋
書いて直して 練習重ね 苦も楽にする さあ実行 幸屋
影が揺れてる レースの窓辺 包まる3匹 差す朝日 純子
枯れ枝いつか 烈風耐えて くっきり映える 咲かす花  純子
カカ〜殿下の 歴史は長く 食っちゃ寝嫁に 逆らえね〜 鈍八
イナバウワー真似 嫁腰痛め 支える夫も 腰痛め 鈍八
髪と一緒に 恋々想い くるリ丸めて さようなら 折日根
香るグラスに レトロな余韻 口説き上手の 誘い水 折日根
赤の他人が いつの間にやら ガラス越し見る 夜の夢 粕一坊
からから笑い 冷酒ひと飲み 苦も飲みほした さわやかさ 粕一坊






1月都々逸作品

(おりこみ課題:おおゆき)


お疲れ様と 大手をふって 憂うつが去る 金曜日 ポン助
おやじおふくろ 思い出の旅 ゆれるフェリーの 汽笛鳴る ポン助
温泉入って お酒を飲んで 愉快に過ごす 気兼ねなく 幸屋
お隣さんと おろす屋根雪 ゆっくり慎重 気をつけて 幸屋
贈る見送る 恐れず進め ゆっくり握って 気をこめる 純子
思わず見合う お互い様と ゆっくり笑顔に 気がついた  純子
お日様照って 折れそな小枝 揺らして雪が 木をすべる 穀楽
期待の中を 雪に挑んで 思いを込めた 大仕事 穀楽
お声いただき 落ち込み払拭 勇気百倍 希望もえ 折日根
お守りの鈴 下ろした髪を 結った後ろで きらりする 折日根
おっとりいっぷく おばあは語る ゆかしい時間 器量人 玉子
お変わり自由? お店たじたじ 指折り何倍 聞く嫁御 鈍八
鬼外福来い 豆まく夫 ふくれた鬼嫁 豆を食う 鈍八

おひさまうれし 大きく背伸び 夕べの酒も 機嫌いい    

粕一坊

ならぬ我慢に 乱れるこころ 立ち止まっては 目に泪    

粕一坊