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     第37巻「星涼しの巻」コメントつき・選
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mura
Posted on: 2013/4/29 8:35
管理人
Joined: 2007/8/1
From:
Posts: 4239
第37巻「星涼しの巻」コメントつき・選



夏  星涼し照らされ光る金魚玉   何木偶
mura
Posted on: 2013/10/3 18:54
管理人
Joined: 2007/8/1
From:
Posts: 4239
Re: 第37巻「星涼しの巻」コメントつき・選



夏  星涼し照らされ光る金魚玉    何木偶
   

   星涼し 金魚玉 三夏 涼を楽しむ。

夏   山越え響く祭りの太鼓      鳶子

   祭りの太鼓 三夏 自宅でのんびり。

雑  記録より記憶に残ると粋がって   何木偶

   時代を越えて。

秋   秋の夕焼け思い出すあの日    粕一

   秋の夕焼け 三秋 思い出。

秋月 月出るとそこかしこから秋の声   何木偶

   月 秋の声 三秋 にぎやか。

秋   飽きず興じる子ら草相撲      粕一

   草相撲 初秋 草相撲に興じる子供。




秋  歯型付け玉蜀黍にかぶり付く     鳶子

   玉蜀黍 仲秋 負けじと。

雑恋  一目見てから食も通らず      何木偶

   恋煩い。

雑恋 グランドに黄色い声が飛び交って   鳶子

   注目の的。

雑   町寂れさす消えぬ放射線      粕一

   永遠に思える半減期。

雑  そっと立つ由来わからぬ記念像     何木偶

   忘却。

雑   お地蔵さんに会釈して行く      鈍八

   日課。

冬  縮む脚音小気味良い霜柱        粕一

   霜柱 三冬 足早で踏みしめる霜柱。

冬月  狩場を照らす青白い月         何木偶

   狩場 三冬 緊迫感。

雑  窓もなく闇がうごめくシェアハウス   粕一

   家を小さく分割し窓なし数坪部屋を賃貸するシェアハウス。

春   亀鳴くように時は流れる        何木偶

   亀鳴く 三春 住んでいる人はのんびり。

春花 年を経て変わる我が身に花便り      粕一

   花便り 晩春 変わらぬ花便り。

春   茶摘みの声がこだまする山       何木偶

   茶摘 晩春 毎年恒例。




雑  都会にも親しみ響く馴染みの店      粕一

   和気あいあいの店。

雑   山手線を居眠り二周            鈍八

   ついつい。

雑  練りに練り無理難題に筋通し        鳶子

   営業マン。

雑   ちゃらんぽらんで飲めばちゃんぽん    粕一

   いい加減な奴。

夏  日差し浴びヨットにスキューバアロハシャツ 何木偶

   ヨット、アロハシャツ 三夏 遊び上手。

夏   夏の愉しみ涼風に花火           粕一

   夏 涼風 三夏 花火 晩夏 花火は夏の華。

雑恋 それとなく視線交わせば恋の気分       鳶子

   妄想にニンマリ。

雑恋  カップル多い公園の木陰          何木偶

   待ち合わせ。

秋  いつもより香りの強い青蜜柑         何木偶

   青蜜柑 三秋 みずみずしい。

秋   豊作願い酒酌み交わす           粕一

   豊作 仲秋 豊作祈願。

秋  秋遍路月明りの中先を行く          鈍八

   秋遍路 月 三秋 頼り。

雑   渋滞情報刻々変わる           何木偶

   頼りない。




冬  三寒のあとに四温と日は巡り        粕一

   三寒 四温 三冬 定まらぬ。

冬   葛湯溶き溶き帰り待つ午後        鳶子

   葛湯 三冬 待ちわびる。

雑  泣いた子をあやす仕草も板に付き      鳶子

   ジジの子守り。

春   海女の威勢は浜の名物          粕一

   海女 晩春 海女の働き。

春  年重ね潜り続ける花の門          粕一

   花の門 晩春 恒例の花見。

春   八十八夜でシャツ裾めくる        何木偶

   八十八夜 晩春 暑くなってきた。










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